eラーニングシステム構築
多種多様な運用形態で利用可能なeラーニングの需要が高まっています。お客様が求めるシステムサービスに対応した、企業様向け高機能eラーニングシステム構築プロジェクト参加の実績をご紹介します。
「図書券」、「図書カード」でおなじみの書店で使えるプリペイド方式の券やカード。
ネット上でQRコードを送って、受け取りできるリニューアルされた電子マネーの形式の図書カードの開発・構築プロジェクトに参加させていただきました。
従来の「図書カード」から、スマートフォン・PCが普及した昨今の時代に即した新しいスタイルの図書カードへのバージョンアップ。
従来の磁気カードから、QRコードによるネット連携のシステムへの移行、そのサービスの処理基盤構築プロジェクトが開始されました。
従来の磁気カード形式の図書カードと異なり、QRコードを利用した方式のカード(またはQRコードデータ)のため、書店での販売だけではなく、インターネットを利用した利用者への発行、受け取りなどを可能したインターネットを運用インフラとした、新たな各種機能等への対応が求められます。
QRコードの特徴、利点を活かした、配布から利用まで便利に、幅広く、かつ手軽に使えるためのシステム対応が求められます。
QRコードがネットギフトの本体ですから、eメールを使って送れたり、ある時は紙媒体に印刷されたものを配ったりといろいろな配布する方法やシーンに対応できるよう、システム面でも柔軟な対応が求められ、開発にも試行錯誤や工夫が盛り込まれています。
書籍を購入するプリペイド電子マネーですので、お子さんからお年寄りまで簡単に使えることが必要になります。
既にほぼすべての年齢層でスマホは普及していますが、図書カードのネットギフト専用のアプリをインスト―ルしないと使用できない、という方式には、開発当初よりお客様のシステム企画側にも思いがあり、ウェブブラウザを用いてのシステムとなりました。
どのスマホでもウェブブラウザはインストールされ、すぐに使える利点の反面、開発においては、利用者に使い易いデザインでの工夫や書店カードリーダーで読み取りやすいQRコードの表示の制御などの難しさもあります。
更に、残高など、常に最新の情報をクラウド側と通信、表示したりと、専用アプリと大きな使い勝手の差が生じないような工夫が求められます。
図書カードは商品券という位置づけですので、セキュリティ上では「お金」と同等の扱いが必要になります。
そのため、図書カードNEXTネットギフトのシステム運用では、インターネットを通じて利用できる利便性とセキュリティにおける安全性の両面が求められます。そのため、主要な分割される機能は、文字通り分割される機能ごとに異なるクラウドシステムで運用されています。
また、各種取扱いデータの暗号化対策、運用システムへの通信セキュリティ、ウェブ接続におけるセキュリティ対策などを数多く実装し、利用者のご利用の安全確保に多くの対策を講じています。
書店ではスマホをリーダーにかざすだけで、簡単に本がご購入いただけるというスマートさや、利便性を保つことが、図書カードNEXTネットギフトのシステムのテーマであります。
利便性を保ちながらも、そのすべてをデータで管理しているため、取り扱いには特に細心の注意が必要となります。
その一部となるバックオフィスは、管理者の誤送や処理の手間を極力なくすようデザイン設計し、手順を単純化することで、正確に管理しやすいシステムを構築しました。
サービス開始後、大きな混乱もなく、多くの皆様に図書カードNEXTネットギフトのご利用を頂いています。
また、ニュースなどでも報じられましたが、このコロナ禍に室内で多くの時間を過ごすことになった子供たちへの読書の機会提供のため、地方自治体による子供たちへのQRコード入りのギフトの配布事業などがありました。
これまでの図書カードとは異なる利用機会が広がり、お届け方法や、利用形態などを選択できるようになり、インターネットを活用した、新たな図書カードならではの活用がすでに始まっています。
次世代の子供たちの利用、新たな利用シーンなど、これからも「図書カード」の新しい未来につながっていくことと考えます。
弊社担当者より
実物からオンラインに移行する今回のシステム構築プロジェクトでは、簡単に、そして何よりも「感覚的に使える」をテーマに開発を進めさせていただきました。
図書カードの利用層は子供からご高齢の方まで幅広く、今まで紙媒体で利用していただいていた方にも、ネットギフトも同様に抵抗なく使っていただきたいと思いました。
運用開始から急速に利用が広まっているとお聞きして、プロジェクトに参加できたことをうれしく思っています。
弊社としましても、今後とも、更なる図書カードの利便性向上に貢献できればと思っております。