バックアップサービス導入
弊社では、管理の手間がかからず、お客様ご自身で管理が可能な、「Kabinett.Cloud バックアップサービス」として展開をしています「Acronis Cyber Protect Cloud」の導入事例をご紹介します。
クラウドのほか、社内のセキュリティ面、管理面の体制強化などを目的としたサービス導入からIT運用支援コンサルティングまでを担当させていただきました。
長年の業務運営の過程において、その時々の業務のニーズに合わせてサービスの導入をされ、弊社にて運用を行ってきました。
IT機器の管理体制全般を、管理が重視される昨今の企業IT運営に関するセキュリティ要求に合わせて、関連する企業グループ全体として見直し、再整備のタイミングを迎えたという背景があり、これに対応した再整備プロジェクトを発足、実施したいというご依頼をいただきました。
PCの社内利用における資産としての管理、およびセキュリティ面のルール一元化、対応機器、ソフトウェアなど導入など、利用環境全般の再整備に対するご要望をいただきました。
PCをはじめとしたIT資産管理の状況を正確に、より詳細に把握するため、IT資産管理台帳を再整備しました。このIT資産管理台帳を継続的に最新情報に更新していくことで、常に社内で使用されるIT機器の状態の把握を可能にしました。
お客様へのヒアリング、また、関連グループ企業 情報部門ご担当者とのミーティングなどを通して、セキュリティ基準など新ガイドラインに対応した利用ルールを策定しました。併せて、全社統一ルール策定後の社内定期監査体制や、ルールが遵守されていないことが見受けられた際の是正のための体制などもサポートさせていただいています。
社内のIT運用の中心であるサーバなどの運用を社内のオンプレミスタイプのサーバ運営から、弊社のフルマネージドタイプのクラウド運用(Kabinett.Cloudサービス)に移行しました。
更に、新たにデータセキュリティ面などを重視したクライアント環境の仮想化システムを導入するとともに、各種の社内管理データへの接続性を再評価し、一層のユーザ管理体制の強化、再整備などを実施しました。
マイクロソフト社のOfficeをはじめ、マルウェア対策ソフトウェアなど、全社にて業務で標準利用されているソフトウェアのサブスクリプション形式のライセンス、バージョンなどの利用状況を一元管理可能なクラウドソフトウェアに移行しました。
Office365の導入により、常に最新のOffice製品が利用できるようになり、また、ライセンス管理の一本化により、法的な使用規定に則り正しく利用することができるようになりました。さらに、マルウェア対策ソフトウェアなど各PCへの最新バージョンのソフトウェア、シグネチャーなどの導入状態の管理も一元化し、セキュリティ面でも効果的な運用が提供されるようになりました。
従来のサーバ、その他のネットワーク機器の接続性を、各業務ご担当者様ごとのアクセスの必要性などの面から調査を実施し、再検討をしました。
また、インテリジェントスイッチなどの導入により、社内ネットワークへの接続を許可された端末のみに限定し、その他の接続を規制、通信遮断するなどの方向でセキュアなネットワークの再構築を実施しました。
社内の内側からだけの視点ではなく、弊社も含めた多くの「企業標準」の観点から、運用ルール、利用環境の再整備を図ることができました。
弊社担当者より
お客様の社内IT資産の把握からはじまり、全社統一運用ルール策定、クラウド環境への移行及び稼働まで、1から携われたことはサービス提供者側として、非常にやりがいのあるもので、ありがたい機会をいただきました。
稼働してからも、世の中の状況に合わせて要件などが変化していき、運用面での新たな課題も発生することが考えられますが、より良い環境をまたお客様にご提供できるよう努めて行きたいと思います。